品質管理を行う上で必要なのは監視と測定です。必要な条件が保たれてこそ、設計どおりの製品が作り出せます。条件には無菌性やいくつかの種類がありますが、最も一般的なのが温度です。温度は、季節、天気、湿度などの外的要因、加工時間、量、経過時間など時間の変化による要因など色々なことで変化するため常に監視測定が必要です。その監視、測定の目である熱電対が正しくなかったら大変なことになります。だからこそ定期的な校正は欠かせません。自社で行う日常の点検で突発的な異常は確認できますが、品質保証としての根拠にはなりません。正しい状態であることを第三者である外部の目で確認してもらうことが重要になります。そのためには、業者を利用して効率的な校正を行うことが必要とされます。

依頼した業者で行われる校正の方法

温度を測定する計器は熱を電気に変えて計測しています。そのため熱の変化が正しく電圧の変化に一致していることが大切です。その適切性を確認するための方法には一般的に2つあります。定点法と比較法です。定点法は絶対値による確認です。自然界の存在する温度には気圧を限定することでいくつか一定のものがあります。例えば、氷点は0度です。水の沸点は99.974度、アルミニウムの凝固点は660.323度などです。これらの定点を測定することで誤差を確認し、修正したり、使用の不可を判断します。比較法は相対確認です。標準となる熱電対とともに恒温槽を測定することで同じ温度を表示するかを確認します。定点法と違って相対的な確認になるので精度は劣りますが、簡易的な確認を行うことができます。

熱電対に定期的な外部の確認が必要な理由

熱電対は対象物の温度を測定するために接触して利用されます。そのため環境によって使用劣化や測定部の破損の発生頻度が変わってきます。見た目では問題が発見されない場合であっても適正な温度を保証できなくなっていることも考えられます。そのため、計器のメーカでは年に一回の校正と日常点検を推奨しています。測定している温度が正しくないことによって発生する多くのリスクを考えるとコストの点だけで省略できるものではありません。正しい温度を測定できているからこそ目的が達成できることになります。日常点検で異常な状態を確認することはできるかもしれませんが、微妙な変化による許容値はずれは見落としがちな不具合です。そのためにも年に一回の基準との比較を行う外部での確認が必要になります。